法務大臣へ緊急申入れ
大阪地検特捜部による証拠改ざん問題関連「最高検検証チーム検証結果」について、法務副大臣への申し入れ(写真右:小川敏夫法務副大臣)
終了後、参議院議員会館B104会議室において、大臣申し入れについての記者ブリーフを行なうと同時に、新たに入手した検察審査会に関する文書をお渡し、ご説明いたしました。
審査事件票(資料サイト掲載)
2010年12月22日
法務大臣
仙谷 由人 殿
民主党 取調べの全面可視化を実現する議員連盟
会 長 川内 博史
事務局長 辻 惠
申 入 書
大阪地検特捜部による証拠改ざん問題に関連して、今月24日にも発表が予定されている「最高検検証チーム検証結果」について、下記の通り申し入れる。
記
一部報道によると、上記「検証結果」は、「取調べの可視化」について検察庁の捜査の一部可視化を提言するに止まる内容だとされている。
然しながら、検察が予め作ったストーリーに沿った供述を強要することにより冤罪を生み出すという構造こそが、今回の大阪地検特捜部による証拠改ざん事件の本質であり、本気になってこの構造が問題だと考えるのであれば、取調べの全過程の可視化は必須不可欠である。
もし取調べの一部可視化で事足れりとする提言がなされるとすれば、そもそも最高検検証チームは、今回の問題に正面から取り組んでいないという謗りを免れない。最高検検証チームの発足にあたって、当議連は検察庁外の第三者委員を入れるよう要請したが、身内だけでのお手盛り調査の限界を露呈したものと言うほかはない。
恣意的な取調べの一部可視化は、百害あって一利ないものであり、かかる誤った提言がなされることのないよう強く申し入れる次第である。
以上
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検察審査会1 検察審査会についての新しい資料をUPした。審査事件票は多くの市民やジャーナリストが検審に情報公開をしたが、黒塗りで提出されたものと、悪戦苦闘の末ようやくその黒塗りの部分を開示させたもの。そして作成の根拠となっていた最高裁の通達である。”
検察審査会2 もはや、検察審査会の情報は秘密にできない!”
検察審査会3 検察審査会の情報は秘密にできない。何故ならば、審査事件票のように議論の中身そのものに関係のない部分が一度開示された以上、まだ開示されていない同様の部分について、これ以上秘匿する根拠は失われたからである。検察審査会は速やかに国民の情報開示請求に答えなければならない。”
検察審査会4 本日の法務部会において、検察審査会の適正な予算執行状況が確認できない場合は、来年度予算を認めることはできないので、12月27日までに検察審査会が私たちに検察審査会の開催状況を具体的に確認できる資料を提出することが確認された。”
検察審査会5 検察審査会の具体的開催状況とは、すなわち、個々の会議について、開催日時、時間、出席者への旅費等の支給、審査補助員及び担当検察官の出頭の有無、議事録作成の有無等々である。”
検察審査会6 幽霊審査会などと国民に疑念を持たれ、全く別の審査員11人の平均年齢が、確率上ありえない34.55歳と2回とも同じ結果となった、小沢一郎元代表の起訴議決を行った東京第五検察審査会は、特に一刻も早く具体的な会議の情報を開示すべきである。幽霊審査会に予算は計上できない。
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コメント
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冤罪阻止の 為 絶対に可視化は 必要。 更に政府の今の態度は 完全に 国民生活は無視! 政権維持する為に 無理やり抹殺したら 支持率あがる? みんな 知っている 小沢議員は 無罪と言ってる。 これが 世間こちらの街の声。報道と 違う。 森ゆうこ議員強く頑張って 欲しい。 尚 政策も 逆方向だ 絶対 菅は 許さない。 がんばれ ムリなら集団離党大離党したら良い。政権潰したら良い。公約も守らない党は排除 無駄!新党造り他党と連立し新しい政権造るのも一つの考え方です 官僚 打破 の 言葉さえ無い 天下りは? 高速は? 新たなTPPは異常だ こんな 嘘つき党は いらない。 増税増税か 消費税上げる? ふざけるにも 限度がある! 怒りだ! 私達は 小沢議員強く支持してる。 菅は 絶対 駄目だ!
投稿: 田舎 | 2010年12月22日 (水) 22時24分
現在進行形の、公権力とマスコミにの世論誘導によるある政治家に対する、冤罪事件が作られるという実に稀有な様子をリアルタイムで観る事ができます。TVの「水戸黄門」のように、一部始終を黄門様が見ていながら最後に出て来て悪事を暴いてみせるドラマに日本人は心酔してしまいますが、それは時間内に話を纏めなければならない番組制作上の制限からです。本来ならば、黄門様は全く事件の全貌を知らない所から、筋書きはなされるべきです。所詮、娯楽番組なので善玉と悪玉が分ったストーリーで良いのですが、現実の問題や報道は娯楽番組であってはならないはずです。
ですが、止まる水は腐るの通り、かつては賢明であった人達も身分に安住する間に、自分の立場を守ろうとする無自覚の権力主義者になったと言えます。自分だけが正しいとする、老いた考えの人になってしまった感があります。本田宗一郎は自身がそうなってしまっている事に気付いて社長を退きました。しかし今、老いて見苦しい様を見せ付ける人が多いでしょう。
時代や状況によって、若いエネルギーを持った人間や、経験を積んだ人間の方が必要になるという事は有るでしょう。しかし今は既得権を、必死の形相で死守する姿にしか写りません。黄門様の顔も今は悪人の顔になってはいないでしょうか。現在起きているのは、明らかに権力闘争です。奇怪なのは自民党対民主党ではなく、菅内閣自身が民主党を分裂、自滅させようとする異常行動です。中国、ロシア、アメリカには相手にされず、そのはけ口を小沢潰しに集中しているようにしか見えません。正に、悪代官本人である法務大臣に対して全面可視化の要求、申し入れを行なったと言うのは実に見物であります。
冤罪を作ろうとする悪代官は当然、潰そうとするはずです。しかしこのドラマは、国民の目の前で演じられているものです。国民はこのドラマの一部始終を見ているのみならず、何が正しいかを判断できる立場を持っています。今やこのドラマの主役は菅総理や仙石官房長官達から、国民の側に移っていると言えるでしょう。何故なら、国民が見せられたものを鵜呑みにするだけの傍観者ではなく、自分で考えて判断し意見をする手段を持っているからです。
投稿: 阿部雅彦 | 2010年12月22日 (水) 23時48分
始めて投稿させて頂きます。
故有って、パリで35年以上暮らして居ります。
遠くからみてるが、森の中に居るより「木が見える」ため、祖国の惨状に悶々としております。
『晴れのち曇り、時々パリ』という拙いブログで、毎日怒り狂って居りますが、ツイッターで先生のフォローをさせて頂く様になり、先生のご活躍を、ネット上で可能な限り拝見させて頂いて居ります。
まともに日本の為にご活躍されているご勇姿を、賞賛の目で拝見させて頂いて居ります。
ところで、小沢先生への<理不尽な>国会招致等と言う愚行が進行中でありますが、一つご提案(と言うとおおげさですが)が有るのです。
どうしても、「政治とカネ」と言う抽象論を振りかざして、国会の場で何かしたいのであれば、小沢氏を「クロと決めつけて」特捜が全力で捜査した結果、起訴出来なかった、その経緯をこそ明らかにするべきだと思います。
国会において招致するべきは、被害者である小沢先生では無く、無理矢理事件を作ろうとして結局何も違法性hが見つからなかった、検察特捜部こそ、証人喚問して、経緯をつまびらかにするべきだと、思って居ります。
ぜひ、森先生に有っては「東京地検特捜部」責任者の証人喚問を実現するべく、お骨折り頂く訳にはいかないでしょうか。
世の中、あまりにも「悪意ある」誤報道のせいで、小沢先生が悪いと思わされている現状に対して、真実を明らかにする必要が有る筈です。
小沢先生の裁判をまっていても、その点が明らかになるとも思えません。
僭越ながら、余計な事を言わせて頂きました。
更なるご活躍を、期待させて頂いて居ります。
ご自愛下さいませ。
「晴れのち曇り、時々パリ」拝
投稿: 時々パリ | 2010年12月23日 (木) 08時09分
菅総理は 自民党に 行け ! 終わり。
投稿: シャータ街 | 2010年12月23日 (木) 08時18分
森議員様のご活動に頭が下がります。ありがとうございます。
一国民として、どの様に動けば、この闇から抜け出せるのかと悩んでおります。
デモに参加したり、市民が意思表示できるこの様な発言の場で投稿をしたりと、小さな努力を試みていますが、もっともっと国民として何か有効な手段が無いものかと思います。
検察、裁判所、官僚組織、売国派政治家、マスコミ、財界などなど、全部グルになって悪事を起こしているという構図もやっと見えてきました。なんともやるせなく絶望的に思えて来ます。でも、小沢氏の周りに集っている、国民視線の政治を摂ってくださる、森議員のような方々が民主党にいらっしゃる事に希望を見つけました。あの昨年の政権交代に託した国民の想いを、きっと実現してくださる方々だと信じております。国民も一緒に頑張ります。宜しくお願いします。
同時にマスメディアにも、フリー記者やインターネットメディアの中から国民側に立った情報提供者が続々と生れている事を心強く嬉しく思います。そう遠くない将来に、きっとこの闇は明ける、そして本当の民主主義国家の形が造られると信じられるようになってきました。その扉を開く事が出来る人は小沢氏なのだと思います。その実力がお有りになる政治家だからこそ、政権交代を果たしたこの大切な時期に、既得権益グループのすさまじい抵抗の嵐に立たされているのだと思います。その歴史的大事業を成し得る政治家なのだと言う、まさに証ですね。
更に、この抵抗勢力は、この国内の勢力だけではなく、その上の支配勢力が存在していたのですね。まさに、この国は奴隷国家だった。沖縄問題で鳩山政権が潰された事も、菅政権が転向売国政権に転んでしまったのも、この国の仕組みを超えた米国の存在があるからなのですね。いつまでも、こんな異常な国の仕組みの奴隷国家ではいけないと思います。もう、本物の独立国家にならなければいけないと思います。国民も勉強をしてその様な政治を摂って下さる政党と政治家を選びたいと思います。
みなさん、この隷属国家の構図をわかり易く語ってくださっているビデオがありました。
12/13の「夕焼け寺ちゃん活動中」というラジオ番組の中での岩上安身さんのお話は必見です。驚くべき内容でした。URLを記入したいのですが、そうすると送信できなくなってしまうようですので、ぜひ検索なさってご覧下さい。この国が置かれている酷さと危うさが良く解ります。もう、ご存知かもしれませんけれど、まだの方はぜひどうぞ。
投稿: 小沢・鳩山政権支持者 | 2010年12月23日 (木) 12時59分
今、小沢氏と岩上さんとのインタビュー拝見しました。
小沢氏は、本当に頼りがいのある政治家なのだと再確認いたしました。
中国にも、アメリカにも国益の為の発言が出来る政治家なのですね。
本当の、本物の政治家だと思います。
あの、9月の代表選の演説をお聞きした時にも、お二人の違いすぎる力量を感じましたけれども、今回のインタビューをお聞きし、更に更にその違いを確信いたしました。
現政権のメンバーはまるで中学生の内容の政治家だと思います。クリーン、クリーン、一に雇用、二に雇用などと上滑りの政策目標を掲げて済ませています。まるで「大人は汚い」と反抗をしている中学生のように見えます。
こんなに切羽詰った状態の日本なのですから、大人の政治家、世界からも認められている政治家、小沢氏に速やかに交代していただかなければ、この国は手遅れになると思います。民主党議員の方々、どうぞ小沢氏に交代していただけますように行動をお願いします。間違っても現政権の中の方々からの首のすげ替えでごまかすような事は止めてください。特に前原氏はごめん被りたいです。
小沢氏でなければこの国の仕組みを変え、立て直す事は出来ないと思います。
このままの政権で突き進めば、民主党は与党ではなくなるばかりでなく、極小化か消滅の運命になるような気がいたします。私の周りでも、続々と民主党離れが続いています。
投稿: 小沢・鳩山政権支持者 | 2010年12月23日 (木) 18時43分
真のリーダーなき政治は、国民が不幸になるだけです。マニフェストもほとんどが、反故にされ政権交代の意義さえ失われ、今は、マスコミと一緒になって、小沢さんをリンチし、国民の目眩まし作戦に血道を上げています。森議員には、是非とも、役人の抵抗に屈せず、全面可視化を実現して頂きたい。
投稿: 羽田 | 2010年12月23日 (木) 21時32分
「国民として何か有効な手段が無いものか」という小沢鳩山政権支持者さんのお気持ちわかります。私もそのことを考えています。
デモにも行きましたし署名もしました。みなさんそれぞれ頑張っておられます。35年前田中角栄という稀代の大政治家を逮捕した時とは全く違います。国民全体がマスコミを鵜呑みして田中極悪説を信じました。
小沢氏の捜査と同じことをあの時にやっていたのです。それがうまくいった理由はテレビ新聞雑誌しかメディアがなかったためです。今はネットという新しいメディアがあります。30年前にあったら田中角栄は間違いなく無罪になったはずです。当時はテレビに対する信頼が強かったですから。行政も立法も司法もマスコミに誘導されて間違った。それを今もやっている。
しかし小沢氏は唯一そのことを知っている政治家です。だから検察に勝ったのです。田中逮捕以来の特捜部神話は完全に崩壊しました。政治家でなくとも狙われたら絶対やられる。それが小沢氏には通用しなかった。これだけでも小沢氏が無罪だという証拠になります。不起訴というのはそれだけ重いのです。
検察という行政には勝った次は立法の国会です。色々騒いでますが無免許で運転してる政権ですから思う通りにはいきません。経験や知恵で小沢氏に敵う政治家はいません。国会は何も心配していないと思います。自分たちの首をかけて小沢氏を葬る覚悟が総理や官房長官にあるわけがありません。もしあるならとっくにやって民主党は崩壊してます。やっかいなのは司法です。裁判所が公正に裁くか疑問です。鈴木宗男氏の例を見てもわかる通り検察の味方をします。しかも最高裁は半分行政といわれて極めて政治的な判断をします。その証拠が宗男氏の上告棄却を民主党代表選の最中にやったことでわかります。まともな裁判なら起訴自体を無効にしなくてはいけません。
最後の権力がマスコミです。これが最大の敵です。
行政立法司法に勝ってもこれに勝たないといけません。幸い田中角栄の時と違い日に日にマスコミに対する信用はなくなっています。それはこのブログを見ればわかります。小沢氏はそのことをわかっているからネットに出て生の声を伝えて国民の支持を集めています。そこで私たち国民は何をしたらいいか。まずすぐやれるのはテレビ新聞を見るのをやめることです。
それから周りの人にマスコミの嘘を説くことです。
そして洗脳されて汚染された心を自ら洗い流す。そしてデモや署名等地道な活動をしていけば支持は広がります。今本当に必要なのは「脱小沢」ではなく「脱マスコミ」です。これは民主党の議員にも求めたい。
投稿: 真実を求める者 | 2010年12月25日 (土) 00時00分
取調べの全面可視化を実現する議員連盟の法務大臣に対する申入書を断固支持します。そして幽霊検察審査会に予算を計上できないのは当然であり、「小沢一郎元代表の起訴議決を行った東京第五検察審査会は、特に一刻も早く具体的な会議の情報を開示すべきである。」ことも断固支持します。
投稿: 玉川陽平 | 2010年12月26日 (日) 21時35分