2013年2月3日(日)NHK日曜討論森ゆうこ発言書き起こし
●政府の経済政策について
「アベノミクス」なのか「安倍のリスク」なのか,もう少しよくチェックしてみないと,評価はまだできない状況だと思っております。ただ,景気の底割れを防ぐという意味で,財政・金融一体となった政策を打つということは,否定するものではないと思っております。
ただ、10兆円という規模の予算(=財政出動の額)を使うが,実際に本当に地域の経済が潤うのか,あるいは,生活者のたとえば給料のところに反映されてくるのか,ということは,今のところ否定的な見方をせざるを得ない。
また今「ヒモつきの補助金」復活と言う事で,従来型の公共事業という事になりますと,これは,白アリにエサをやるだけではないか。そして,過度の金融緩和は,禿タカにエサをやるだけではないか。様々な危惧がありますので,これを国会でしっかりとチェックしていきたいと思います。
予算の全体のフレームで,公債の発行と税収で,公債発行が下回ったと言うが,まったく違う。
今まで公債の中に入れていたものを省いて,公債発行額を,見た目だけ抑制した。
それは何かと言うと,年金特例公債です。
これは,来年からスタートする消費税・大増税をあてこんで「年金のための特例公債」を発行する事になった訳です。
この「年金のための特例公債」を公債費の今のフレームの中に計算していません。
言い方は悪いが,粉飾に近いのではないかと,まず,指摘をしておきたい。これは事実です。
公共事業は,景気の底割れを防ぐという意味では速効性があると,しかも重要なインフラの更新という所に限って言えばいいのですが,やはり使い方が「ヒモつき補助金」で必ずしも地方が望んでいないものもあるということ。
この辺は気をつけなければいけない。
まず,アベノミクスというのは消費税を増税させるための,その景気対策であるという事を忘れてはいけないと思います。もう一回,そもそも論,皆さん思い出して頂きたいんですけれども,社会保障制度改革を行なう,と。その財源のために消費税を増税しなければならないのだ。そして,そのためには景気を良くして,景気条項を満たして,景気を良くしないと来年の消費税・増税が判断を出来ないのだ,という所から始まっている事を,お忘れにならないようにして頂きたいと思います。
社会保障制度改革はどうなのかは今の所,まったく見えておりませんし,そして,3本の矢の成長戦略もまったく見えておりません。
特にわたくしが言いたいのは,エネルギー政策において,いったい原発どうするんですか,と。本当にエネルギー政策,成長戦略とするのであれば,原発をやめて新たなエネルギー政策で日本が成長して行く道筋を,我々はもう具体的に提示させていただいておりますが,そういう戦略を取るべきであって,全く成長戦略の中身がない中で,消費税増税のための景気対策というふうにしか思えません。
●外交・安全保障について
まず,国家の最大の使命は国民の生命と財産を守る,そして我が国の主権を守って行くことが重要なのは言うまでもありません。そして日米同盟が大変重要な基軸であることについても異論はありません。
しかし,この間,特に衆議院総選挙の前あたりから随分勢いのいい,な威勢のいい事を言う人達を礼讃するよう雰囲気があったのではないか。
必要な防衛力というのは粛々と確実に進めて行けばいいのであって,声高に緊張を高めるような発言,あるいは行動は慎むべきではないか。
国際協調をきちんと構築して,平和な社会を作る,そのために日本が貢献するという事を忘れてはならない。
●国会の論戦また夏の参議院選挙に向けて
国民の生活が良くならなければ,本当の景気回復もない。そういう意味で「アベノミクス」と消費税増税とは矛盾している。凍結をもとめて行きたい。
そして,国民の命,暮らし,地域をまもるために,大胆な改革をするということをお約束してまいりたい。
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(参照)
● 政府は,平成25年度予算案を閣議決定。
今年度の補正予算案と合わせて過去最大となる
総額100兆円を超える財政出動で,デフレ脱却を目指す方針。
● 「アベノミクス」 強い経済を取り戻す3本の矢
↗ 大胆な金融政策 ↗ 機動的な財政政策↗ 民間投資を喚起する成長戦略
● 補正予算案 13兆1,054億円
平成25年度予算案 92兆6,115億円 105兆7,169億円 (過去最大規模)
国債発行残高(平成25年度末)⇒ 750兆円 1年後
● 民主党・海江田代表は「財政出動と公共事業に偏重した旧来型経済政策,今後も続けるつもりなのかどうか」と質問した。
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(参照)
当初予算 ( 補 正 )
H.13 9.4兆円 ( 11.3兆円 )
H.14 8.4兆円 ( 10.0兆円 ) 小泉内閣 (H.14)
H.15 8.1兆円 ( 10.0兆円 )
H.16 7.8兆円 ( 8.9兆円 )
H.17 7.5兆円 ( 8.9兆円 )
H.18 7.2兆円 ( 7.2兆円 )
H.19 6.9兆円 ( 7.4兆円 )
H.20 6.7兆円 ( 7.3兆円 ) リーマンショック(H.20)
H.21 7.1兆円 ( 8.8兆円 ) リーマンショック(H.21)
H.22 5.8兆円 ( 6.4兆円 ) 鳩山内閣 (H.22)
H.23 5.0兆円 ( 6.2兆円 )
H.24 4.5兆円
H.25 5兆2,835億円
◇ 参考 2013年2月3日(日) NHK 日曜討論
【与野党激論 政策を問う】
安倍総理大臣の所信表明演説に続き、各党の代表質問が行われ、本格的にスタートした国会論戦。
今年度の補正予算案と平成25年度予算案の早期成立を図る方針の政府・与党に対し、野党側はどう臨むのか?
今回の日曜討論は、各党の政策責任者がスタジオに集結。
日本経済の再生や外交・安全保障など、山積する課題について徹底討論します。
NHK/解説委員・島田敏男
自民党/政務調査会長・高市早苗
民主党/政務調査会長・櫻井充
日本維新の会/政務調査会長・浅田均
公明党/政務調査会長・石井啓一
みんなの党/政策調査会長・柿沢未途
生活の党/代表代行・森ゆうこ
日本共産党/政策委員長・小池晃
社会民主党/政策審議会長・吉田忠智
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コメント
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とても尊敬している方の投稿内容をここにコピーいたしました。
↓
「中に内通者が居てアメリカ神のご神託になびき、鳩山、小沢を排除しないと城の維持が出来ない、そこでアメリカ神に結託して内通したのが、この7人衆・・・そんなことまで連想しました(笑)。いや連想でもなく、ウイキリークスが米キャンベル国務次官補と韓国金外交通商大臣との間の会談内容をホワイトハウスに伝えた公文電を暴露、言わば誰を使った方が御し易いか、菅直人と岡田をスパイもどきに米国が使う、と・・・自民党よりこいつらの方が使いやすい(笑)。」
森ゆう子議員が、NHKの日曜討論会でおっしゃった日米の基軸は大切ですが、でもこの日米は、日本が属国であって、対等の立場ではありません。 つまり、安倍政権も民主党の野田政権もアメリカに命令されて動いている属国にしかすぎません。 私は、1990年代に、アメリカで難民センターでヴォランティアをしていた時、アフリカや南米からたくさんの難民がおしよせ、(ほとんどアメリカ大陸の自由貿易でアメリカの農産物がメキシコなどの南米に多量に輸出され、メキシコ人の農業生産ができなくなり、仕事を求めてアメリカに流れ込んだなど。 アメリカが独自でやったための難民が続出!)ヒスパニックの人々が多量に流れ込み、1990年から2000年の10年の間に、USAの人口は2億4千万人から3億人に急増しました。 私はNPG(negative population growth)というワシントンの機関に意見を申立て、これ以上難民を受け入れることは、アメリカの財政を圧迫することになる! と発言したのですが、アメリカの関連の議員は、では日本は高齢社会で少子化でこれからどうする? などと反論されました。 私はこのように対等にものをワシントンの機関でものを申してまいりました。
今、私の話に耳をかさなかったアメリカの現状は、宗教的な貧乏人の子だくさんがあまりにも増えて、福祉へ財政は圧迫され、なんかNEW WORLD ORDERなどという強硬な人口削減まで行っているとか!!!
それに比べ、我が国は、ベビーブーマー以降、教育を基本として、一人一人が基本的人権に守られ、一人の女性が子供を産む数が、経済成長と社会変動に平行して、それなりの高等な社会基盤であると、アメリカの現状を見る限り確信しております。
ユダヤ金融にゆさぶられて、安倍政権が起こそうとする日中戦争は、ただ単にアメリカの利益だけのための戦争! 日本の若者を戦争で殺したいのか???
オスプレイにしても、日本にとって何も利益はないのです。 アメリカの武器商人だけが利益を得るための押し売りです。
アメリカにものを申す! ことはなんの脅威でもありません。 ネットやメディアを使ってたくさんの人の前でアメリカのクリントンなどとものを対等に申すことは、これからのグローバル化の中での、日本が上に立っている現状を今一度把握でき、アメリカも裏で何かをやらかせても、表では弱い立場ですから。
私は、森ゆう子議員をぜひ、守りながら、(多分、NHKの討論会で高市早苗議員の目から、ゆう子議員に、ユダヤから何か脅迫があったのではないか?!?と思っています。) テロに屈ぜず、参院選をやりぬいてほしいです!!!
投稿: TPP,増税,日米同盟反対! | 2013年2月 4日 (月) 17時41分
森議員お疲れ様でした。 日曜討論を見て一番感じた事は高市議員の人の話を聞く時の姿勢が良くない様に思いました。上から目線と言うか人の話を軽視して聞かれてる印象を持ちました。それだけ議員も軽い方なのでしょう。選挙区の議員だけに党は関係なく社会人として情けなく思いました。(私事ですみませんでした。) さて、日曜討論の森議員の発言を聞きながら、命の大切さや国民の生活を第一に考えておられ、私の考えと同じ様な意見を述べられていたので安心しましたし、すっきりした気分でした。後は、国会で小沢代表を中心とする生活の党の議員の皆様に徹底的に追及して頂きたいと願っております。私的にはアベノミクスなんてうまくいかない様に思います。経済の事は分かりませんが騒ぐ程のものではない様な感じもします。これって10年前に安部総理がやろうとして出来なかった事を、今しようとしているだけではないですか。何故、一昔の政策が出て来るのか疑問に思います。そう言えば日曜討論の前に見ていた番組でこう言ってました。科学、医療もロボットなどが出て来た事もあり、次から次へと進歩し変わっていくのに、国は進歩もせず変わらない。何でやろと言ってました。民主党の裏切りで後退しましたが、生活の党の躍進で国が進歩し変わって行く様に期待しています。
投稿: 赤野義之 | 2013年2月 4日 (月) 19時49分
森ゆうこ代表代行、支持者の皆様
お早う御座います。
すみません。m(_ _)m
日曜討論、寝過ごしてしまい観れませんでした。
2013年2月3日(日)NHK日曜討論森ゆうこ発言書き起こし記事の掲載、有難うございます。
>アベノミクスというのは消費税を増税させるための,その景気対策であるという事を忘れてはいけないと思います。
仰る通りです。
安倍偽政権は、公共事業というバラマキ政策を復活。景気を偽装回復させて国民の目を欺き、消費税増税を実施する。
消費税は増税する必要性はなく、宗教法人0.1%課税すれば、約5兆円の財源は確保できます。
宗教法人0.1%課税で、日本はよくなります。
前向きにご検討お願いします。
投稿: PiTaPa | 2013年2月 5日 (火) 03時11分
海江田万里事務所宛に、「生活の党」と同じ方法でメールが送れるのを発見して、海江田事務所宛に何回か「意見」を送りました。その内、「民主党の失敗」「経済政策について」と述べたものに、メールありがとうございましたの返信がありました。小沢一郎、亀井静香の二人を民主党に引き込む努力をするよう提案しました。民主党の大部分は自民党と一緒になりたい人間ばかりであると思います。本来ならば、政界再編となるはずでしたが、インチキな裁判が行われたくらいですから、選挙も不正選挙であったと考えるのが当然です。これの調査は大がかりとなるはずです。しかし、明らかに不自然な結果です。維新の会やみんなの党が、これ程得票できる政党ではないでしょう。
海江田事務所には、参議院選挙前までに、政権を取って直ちに成果を出すと国民が認識する政党を作る事が重要であり、参議院選挙が最後のチャンスである。この後は、もう無いと述べました。政策云々ばかり言うだけでは政権を取るのは不可能です。国民が、この政権に政治を任せようと思う政治家が不可欠です。維新の会は紛い物ですが石原慎太郎と橋下徹で国民B層の票を集めたと言えるでしょう。しかし、改革断行を期待する国民A層の得票だけでも、充分に政権を取る事は可能のはずです。日本人は、そんなに馬鹿ではないはずです。
海江田さんに持っていないのは、具体的な日本(世界)の姿だと思います。財政の事以外は考えた事がないというあたりではないでしょうか。国家戦略というのは、アメリカとの同盟国ではあっても、アメリカに従属するだけの国にならないという事も含まれます。この部分の意識を欠いた人達が政治家にも多いようです。オスプレイは危険だから日本で飛ばすわけには行かないと言えば済んだ話です。エンジンが止まった時、どうなるのか説明してもらえば良いだけです。墜落するとしか答える事が出来ません。
マスコミの批判から逃れる為に、民主党が無難な話に終始した場合、「未来の党」と同じ結果になるだけです。やはり改革を断行する強力な意志を持つ政党の出現が必要です。維新の会は第二自民党でしかありません。党名も強い改革の意思を示すものが望ましいように思います。官僚支配体制に安住する自民その他に対抗する、国民主権を表した党名が望ましいと感じます。
投稿: 阿部雅彦 | 2013年2月 5日 (火) 04時09分
おはようございます。
森ゆうこ議員の支持者は熱い方々ばかりですね。
世界の流れは、国民主権!
力で国を支配しても、民意がそれを許さない!
ようやく世界平和に向けた流れが動き始めたようです。
まさに、生活の党の理念がグローバルスタンダードになったようです。
正論統制・正論抑制が政治と経済を衰退させました。
重税を課して 10兆円の雇用対策よりも、ガソリン税を一年間廃止して内需を喚起する!
そんなポジティブな政治で、国民に夢や希望 安定した雇用を与えてください。
お願いいたします。
投稿: Suica | 2013年2月 5日 (火) 09時52分
森ゆうこさんの勇気ある発言に敬意を表し、尊敬しています。国会質問の生活の党の議員の発言も真実を追求しようとする勇気を感じています。
いま大阪で原発再稼働反対、震災がれき処理に反対している一般市民、お母さんたちほかへの国民への人権侵害が行われています。阪南大学のもじもじ先生こと下地准教授への不当逮捕、拘留のネット動画で出回っていますが、この事態は戦前の特高検察の思想検挙逮捕の再来です。
こんな恐ろしい事態が今現実に大阪の街の真ん中で起こっています。
いろいろデモや集会が行われていますが、国会議員の参加が見えません。
ぜひ生活の党こそ、この人権蹂躙への実態を国会でただし、権力乱用が、小澤さんだけでなく、既得権力機構へ反対する一般国民にまで権力の刃が向けられたことをしらせ
どんでもない国家権力の乱用が存在している事実こそ、看過できないと自覚させてほしい。
痴漢冤罪の事実が種々明らかになっていますが、この大阪のデモをしている一般市民への権力の乱用は警察は国民の安全を守るためでなく、既得権益の犬であり
国民を不当逮捕、拘留する実態を、権力の乱用を監視するマスコミがスルーし、報道しない、マスコミも共犯者である事実こそ怖い現実です。
地上波テレビの偏向報道はいまさら国民も周知の事態ですが、大阪のこの事態は
そのうちに全国の警察権力の乱用の始まりではと懸念していますので、
生活の党の全国集会を各地で開催し、特に大阪の維新の会の地元で開催し
国民への権力の乱用、検察の犯罪に実態ほか地道に活動してはと提案します。
ぜひこの人権侵害である不当逮捕、拘留への反対デモ、集会への参加活動し
国会議員の中に浸透させてほしい、
人権派の社民党、共産党は全くこの問題、事態を言及していません、いまこそ
生活の党の本物の「国民の生活が第一」の実践をリーダシップ取ってほしい。
下名田舎の老人ですが行動する気概です。
投稿: 渡辺 襄 | 2013年2月 5日 (火) 10時59分
森ゆうこさんへ、日曜討論を見ての感想。モデル工房タイガーハウスです。
森さん、こんにちは。日曜討論拝見いたしました。赤のスーツが似合ってましたよ!
番組の感想ですが、自民党の高市早苗氏の態度が森さんに限らず高慢で鼻につきました。
たった16%の支持とはいえ圧倒多数で大勝した政権与党の自惚れが見ていて腹が立ちます。
さて、討論の中でのことについて私が気になったことを書いてみます。
まず公共事業について、トンネル事故がきっかけでしょうが、補修工事の名目で多くの公共事業が復活するようです。しかし、過去の事業予算の中で補修お点検費用は管理団体に十二分に支払われていたはずであり、彼らが管理に回す費用を山分けして、残った費用のみ下請け業者に丸投げしたのがそもそもの事故の原因なのではないだろうか。音感検査など手間のかかる検査には時間と労力がかかりますから費用もかかるでしょうが、事業者には検査に見合うだけの相当の予算が与えられていたはずだ。
事業者の管理・刑事責任を問わずに、再び予算を付けるというのは盗人に追い銭だと思われます。
次に、原発再稼動の問題ですが、私は福島の隣の宮城県に住んでおりますが、はっきり申しまして放射能のことを気にする人達はもう多くありません。
「喉元過ぎれば~」ではありませんが、福島県以外の有権者で原発のことを気にしている住民というのは、もうあまりいないように思います。
都内の医食足りている人がより安心して生活できるようにと、希望しているに過ぎないと自分は感じます。
実際現在は原発は殆ど停まっていますし例えば福島で、原発由来のガンや病気が大量発生する事態を国民が目にしない限りは、反原発で戦うというのは、今の日本では弱いような気がいたします。
全国の原発立地県で、反対運動が起きないうちは、票には結びつきませんよ。実際原発停まって生活できないという地元のほうが多いのではないですか。
森さんは、アベノミクスを批判してらっしゃいましたが、この政策の恩恵に与れない国民の為に生活の党はあるのだと思います。
安倍政権の経済政策の恩恵を受けるのは、経団連など輸出大企業の経営者や株式を保有している比較的蓄えのある世帯、公共工事に関わる土建業者などです。
安倍総理は、上等な生活をしている階層としかお付き合いがありませんから、彼らが有権者の声を代弁していると思い込んでいます。民の声なき声は自民党には届きません。
また、電力会社やNHKなどのような競争のない独占企業、大企業の正社員層や公務員、法人社員などは、自民であろうが民主であろうが実は生活にそれほど変化はありません。
日本経済は製造業の就業人口を例に出すまでもなく下り坂ですが、彼らの生計が穏当なので、国民全員が共有できる危機意識がないのです。
中央から地方へも大事かも知れませんが、私からすれば短に利権や裁量権が移動するに過ぎません。地方の役人なんて能無しが多いですよ。
格差社会に異を唱えるならば、むしろ公務員、法人職員らと僕ら中小・弱小労働者、工員、自営業者との所得格差を何とかするべく動くべきです。
人事院にメスを入れて、働かない公務員の人件費をカットして費用を捻出し、消費税増税を阻止すべきです。
連合が支持母体の民主党から離れた訳ですから、遠慮する必要なんかありません。低い賃金、ローンが大変、将来が不安と、こういった有権者層の受け皿となることこそ生活の党に求められることではないでしょうか。
投稿: モデル工房タイガーハウス | 2013年2月 5日 (火) 12時49分