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小沢一郎代表 定例記者会見

Bandicam_20130214_090133044 2013年2月12日、生活の党・党本部で、小沢一郎代表の定例会見が行われた。
冒頭、昨年の衆院選で日本未来の党から出馬して落選した山岡賢次氏と三宅雪子氏が、参議院選挙での公認候補(比例区)として内定したことが発表された。
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於;生活の党 党本部
司会 
衆議院議員・玉城デニー幹事長代理
報告・質疑応答 
衆議院議員・小沢一郎代表   
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小沢一郎代表 ; ご報告申し上げます。選挙公認候補ですが本日の幹事会で,比例区に山岡賢次君と三宅雪子君,両名を公認する事と決定いたしました。
地方の事ですけれども,東金の市議会議員選挙に鈴木賢治君,桑原友義君を推薦する事に決めました。以上です。
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Q; 憲法改正について。
私の記憶が正しければ小沢さんは昔から憲法改正に賛成だったような印象がある。
「自民党憲法改正案」について賛成,反対の両面の意見を。
また参院選でこの問題を扱うか。
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小沢一郎代表 ; 憲法につきましては,わたくしは賛否の話しではなくして,旧来の護憲か改憲かと言う論議は非常に無益な論争だということです。
そして勿論,改正規定が憲法にあるんですから,憲法条文上も「国民が改正したけりゃすれば良い」とそうある。
国民が,ですよ。
国民がそう思えばして構わない,当たり前の事です。
法律全般そうですが,そういう意味に於いて,憲法というのは最高法規として国民の生活をより良いものにするための,皆なで決めたルールですから,社会の状況が変化すればそれに対応する改正が必要であれば,改正すれば良い,と。
飽くまでもそういう基本的な考え方を,わたくしは持っております。
ですから,護憲,改憲のあまり身のない言い合いは,わたくしは関心はありません。 
自民党の改正案というのは,ちょっと僕詳しく読んでませんので,分かりませんけれども。
(憲法を)改正しなくてはならない,或いはしたほうが良いと言う論点は幾つか逐条の中にあると,わたくし自身も思っております。
ただそれは,飽くまでも,特に両院の3分の2の多数か,国民の過半数という事ですから,主権者たる国民がそうしようという意思を持たなければ,できない話しでございますので,改正を前提とした議論では,立法論は現状の中での議論には馴染まないです。
飽くまでも,現状の理論は現行法に基づきながら議論する以外に方法がないんですが。
しかし,憲法に関心を持って,まずは憲法の基本的理念・論理ちゅうものをしっかりと頭に入れた上で憲法論議をしてもらいたいな,と,そう思っております。
 
Q ; 司法問題。
小沢先生の問題は30年前のウォルフレン『日本権力構造の謎』と2011年の『誰が小沢一郎を殺すのか』を読み,また外国で原発問題を扱った記者としては,日本のこの現状は非常に不可思議。
いわゆる「陸山会事件」と言う冤罪事件がなければ,小沢代表は新しい民主党の党首だけではなく,総理大臣になっていた方です。
結果的に国権の最高機関である国会が司法や最高裁の下で「政治家が殺された」事に,国民は何か後始末をつけなければいけないと言う国民感情は強く残っている。国会中に何かアクションを起こされる予定はあるか。
 
小沢一郎代表 ; 今回のわたくしに関する捜査,そして裁判。
これは,わたくし個人の問題では,全然なくて,日本の民主主義そのものの問題だと思っておりまして,検察当局が行なった強制捜査と,そして公文書を偽造してまで起訴に持って行こうといったこの行為は,まったく民主主義に挑戦し,否定しする,官僚の思い上がりの象徴的な事例だったと,わたくしは思います。
 
したがいましてウォルフレンさんだけではなくして,まともな諸外国の方々から見れば,日本は到底民主主義国家ではない,と言う判定を下されても致し方ない遣り方だったと,わたくしは思います。
当時,仰る通り総選挙半年前にしまして何らの確たる証拠もないのに,政権交代を予想される野党第1党の党首に関連して,検察当局が強制捜査を勝手に行なう,と言う事だったわけですから,非常にこれは,今申し上げましたように,「日本の民主主義,未だし」と言う現実を見せつけられたと思います。
国民を代表する民主的手続きで選ばれた政治家自身が,本来,与野党の別なく民主主義のために闘わなければならないのが,議員としての本来のあるべき姿だと思っております。
官僚と一部の政治家か権力か知りませんけれども,(その)独走に対して,国会がまったく,それに対して関心を持たず,また時の政権与党である民主党が,彼らの遣り方に同調するような動きを取った事は,非常に,日本の将来にとって残念に思っております。
 
ただ,最終の結論は,重ねて言いますように,これは,わたくし個人の問題ではありません。
日本の民主主義が本当に定着するかどうかという,今後の将来の日本の在り様に関する問題なので,これは,どうしても,主権者・国民の多くの支持を得て,こういった問題に根本的にメスを入れるという事でないと,わたくし個人でどうこうするという話しではありません。
 
個人的問題だと言うと矮小化されてしまいますので,賢明な日本人はかなり心の中では分かっていると思います。
ですから,個別の政策も勿論大事ですけれども,日本社会が,このような一部の官僚の思うままにされていると,これでは日本の将来はないという意識を,ぜひ皆さんに本当に持って頂きたい。そう思っております。
 
従いまして具体的行動としては,選挙も近いので全国を回って歩きながら,国民の皆さんの支持を広く得る様にしたい。
それは,何度も言うように,わたくし個人に対する理解や支持じゃあなくて,日本の民主主義を本当につくり上げなくちゃいけない。と言う意味での国民意識の高まりを,ぜひ,つくりたいと思っております。
 
Q ; 参院選・選挙区について。
昨日,海江田・民主党代表が公認候補・平野さんについて「生活の党にお力添えを頂きたい」と話した。
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小沢一郎代表 ; 現状のままでは何も変わりありません。
海江田さんも野党第1党の代表なんですから,選挙協力と言うことであれば何のために選挙協力するのか,何を目的としてやるのかという事をきちんと掲げた上で,それで自公政権ではいけないと言った政権交代の原点の気持ちを思い起こした上で,皆なで力を合わせようという第1党のリーダーとしての行動を取って頂きたい。
そう思っております。
岩手県がどうの何県がどうのと言う,個別の話しの問題ではない。
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Q ; 「自民憲法改正草案」は現行憲法が理念とする反戦平和,国民の基本的人権を守るとか主権在民とか,前文に掲げる理念を悉く否定している。
天皇を元首にして恰も戦前の大日本帝国憲法に戻るような酷い草案だ。
国民がこの草案を殆ど知らない。
建国記念日の賛成と反対の集会があり,賛成に参加の女性の「世の中を良くするには憲法改正が必要だ」と言うコメントをNHKがわざわざ流す。
ぜひ,小沢代表が先頭に立って現行憲法を守るとやらないと,このままイメージで,実態が分からないまま国民が誘導される危険性がある。
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小沢一郎代表 ; 憲法問題は,理念的・論理的な切り口からの議論と,それから政治的な観点を背景にした議論と,ゴッチャになると訳分かんない事になってしまいます。
今のお話しの答えとしては,私は日本国憲法の基本理念=国民主権・基本的人権の尊重・平和主義そして国際協調,俗に4原則と言われておりますけれども,これを変える必要は全くない。
そう思っております。
ただ,他の逐条で今日(こんにち)の状況に合わなくなったり,或いは現実とちょっと違ったりという点が幾つかあります。
ですから,そういう事までは否定する必要はないと思います。
けれども,今言った,日本国憲法の4つの理念・原則は,これは憲法改正しようがしまいが守って行かなければならないし,守るだけの価値あるものだ。わたくしは,そう思っております。
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Q ; 補正予算についての生活の党としての対応は。
また,北朝鮮の核実験があったが日本の安全保障問題については。
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小沢一郎代表 ; 補正予算につきましては,森ゆうこ君から政策会議の報告がありました。
森君と私に一任になっていると言う事ですが,今日の幹事会ではまだ結論を出しておりません。
日程を始めとして各党との色々な話し合いもあるやに聞いております。
採決も何時になるのか定かではないが,それまでには相談をして決めたいと思っております。
北朝鮮が核実験をやったのではないかと言う事ですが,3回目の核実験やったから日本の安全にどうこうと言う事ではありません。
ただ,彼らの生き残りの為だろうとは思いますが,どういう認識の下に何をやって強行しているのかと言う事が,一番の問題です。
が,いずれにしても核実験が行なわれたとしても行なわれなかったとしても,日本の安全保障そのものについての基本の考え方は,別に変わりはない。そう思います。
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Q ; サンデー毎日2.27号(2月12日発売)に小沢代表のインタヴューが掲載されています。
「憲法96条の規定は緩めてもいいと思います」と御発言されている。
96条に関して自民党と日本維新の会が強く主張しているが,彼らから仮に発議が出された場合,小沢代表個人として,また生活の党としての対応は。
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小沢一郎代表 ; 96条だけの発議と言う事はないんじゃないですかね。
ちょっと理屈の上でおかしいと思いますね。
サンデー毎日に(僕が話した)その後の事を書いてあるでしょ。
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「憲法96条の規定は緩めてもいいと思います。
憲法を変えやすくするのはいいけれども,中身が問題です。
よほど日本人が見識を持っていないと,政権が変わるごとに憲法を変えることになりかねない。」
サンデー毎日2.24号p.24
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(規定を)緩める事にどうしても反対と言う訳ではないけれども,通常議決で出来ちゃうと言う事になっちゃうと,内閣が変わるたびに憲法が変わると言う話しにもなりかねないんで,そこは良く勘案してやんなきゃいけないと言っているはずです。
だから,まず96条を変えるって言う話しではなくて,96条は現実にある訳ですから,そうすると,変えようと言うためには,どっちみち両院の3分の2の発議がなけりゃあ,そして国民が賛成しなけりゃ,変えられない訳で,96条自体の問題よりも,さっき言った憲法の理念の話し,それから逐条のどこが今の世の中に適合しないのか,それをしっかりと国民に理解してもらわなきゃ,わたくしは,憲法改正は現実的には出来ないんじゃないかと思います。
 
それは勿論,国会改革にしたって,或いは9条の事を取り上げる人もいるでしょうけれども,或いはまた今私学助成と言うのは当たり前みたいにしておりますけれども,憲法上の解釈ではちょっと違憲の可能性があるわけです。そんなこんな考えると,幾つかあるんですよ。
何となく教条的な「俺は改正論だ」「俺は反対論だ」と言う話しではなくて,もう少し理性的に,論理的に憲法を見つめ直すと言う事は必要だと思ってますけれども,今の議論は余りにも,冷静・公正な議論とは思えないですね。
そんな感想を持っています。
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司会 ; 時間になりましたので,ここで代表記者会見を終わります。
(支持者書き起こし)

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コメント

小沢氏の言われることは全くの正論で、その通りだと思います。
「生活の党」が広く国民の支持を得るためにも、国民が望むと望まざるに拘わらず、「国民に対し常に真実の開示と問題提起を行い、その解決方向を国民と共に探る。」取り組みを続けることが必要です。他党には決してできない「新たな党改革」に臨んで頂きたい。
その一は、・・・・
政治不信の解消と民主主義を担保する仕組みを導入し、政治家は、国民から白紙委任を取り付けるようなことをしないことを約束する。(党員数の公開、党首選出・候補者選定・マニフェストなどについて党員の承認、民主主義を担保する政治制度改革の推進)
その二は、・・・・
国民に開かれた政党とする。国民政党として国民の意思を汲み上げるシステムを持ち、議員に当選した際は、国民の意思を代弁する代議士に徹する。(党員からの政策提案の受け付け、定期的な政策フォーラムの開催、調査・分析・企画・立案・シミュレーション・評価など従来以上の党事務局の充実が必要)
その三は、・・・・
あるべき「国家ビジョン」を明確にし、政治哲学とバランスのとれた政策で国民合意を得る努力を続ける。

憲法 第九十八条1項

この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
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法律の制定・改正と同じ条件で憲法を改正することができる場合、
法律の制定・改正に先行して、憲法を改正することにより、どのような法律も制定でき、どのようにでも改正でき、その効力を有す結果に至る。

憲法の条規による制限が排除され、立法府に付与されている裁量権が無制限となり、改憲立法すれば、どのような権力〔強制力〕を行使することもできてしまう。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1095195240

北朝鮮の核実験大変遺憾です。
北朝鮮への制裁は何ら関係のない民を更に苦しめて死に追いやる事でしょう。
一方、北朝鮮の実力者にはほとんど生活への影響がないものと思います。

権力者の独裁で1年に49000人もの失業者が増加したそうです。
民主主義国家では失業は死に追いやる事だと思います。

日本の戦時下で裕福な家庭の子供は兵役が免除になったり、食べる物にも困らなかったと思います。裕福な家庭の子供が戦争から何を学び、何故戦争を煽るのかわかりません。

権力者の考え方はどこの国も似てます。
新自由主義の考え方は疲弊した地方を破綻に追いやるような気がします。

小沢代表の全国遊説応援しております!

私は、参議院選挙は民主党を亡き党にする選挙と思っております。コメントや生活の党の議員さんの中にも民主党と一緒にと考えてる方がおありでしょう。しかし、それは砂糖の様に甘い甘い考えと申しときます。民主党は私達を捨て裏切り申したのですぞ。それどころか自公と手を結び八百長までした議員の集団よ。それに、小沢代表を追い出して無責任な事ばかりしてきた政党でしょう。そういう常識なき政党と手を結ぶなんて信じられない。「昨日の友は今日の敵」と強い志しを持たないと生活の党がおかしくなり、国民から支持を受けられなくなります。終わった政党に未練や執着心を抱く様では生活の党に明るい未来はない。私は生活の党の支持者として、小沢代表の考えを尊重し、本当の民主主義を訴えながら政権を狙える様にならんといかんとです。今は少数政党ですが、これからだと思います。海江田民主党さんは捨てても良い。もしも民主党に手を貸せば、「百害あって一利なし」という事になりませんでしょうか。生活の党には民主党とお付き合いしている暇も時間もないと思うております。その様な暇や時間があれば大学生でも、高校生でも生活の党の考えに理解と関心を持って頂ける方を増やして行く事と生活の党としての基盤をしっかり築いて行く事が大切と私は思うております。民主党の二の舞にならない様にと思い案じております。生活の党は自公を落とす事は言うまでもないですが、その自公には次から次へと悪玉菌が付着してます。裏切り民主党を皮切りに、維新やみんなもそうです。そこで生活の党としては維新の会の悪玉菌をやっつけないと駄目と考えております。とにかく、生活の党は新しく希望のある政党として小沢代表、森代表代行を中心に躍進して行きましょう。

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