福島第一原発 処理水問題を考える
福島第一原発 処理水問題を考える①
政治家がいきなり「海に放出するしかない」と言える問題ではない。福一構内のタンクはあと2、3年で一杯になる。両極端の議論では問題は解決しない。
タンクの水は汚染水 →✕
タンクの水は処理水 →✕
福島第一原発 処理水問題を考える②
処理されていない汚染水を放出するつもりだ →✕
福一のタンクの水は通常の原発処理水と同じ →✕
福一に保管されている処理水の性状は一様ではない。
科学的に認められた「告示濃度限度」以下に「多核種」が除去されたのは、下の画像、1番左の棒グラフで全体の約2割。
処理水の現状:東電 処理水ポータルサイトより
福島第一原発 処理水問題を考える③
東電はホームページに処理水のデータを詳細に公開してきたものの、「告示濃度限度をクリアしているのが全体の2割」であることを丁寧に説明してこなかったことで、「ほとんどがまだ核種除去不十分なのに、そのまま放出するのではないか」との不信感を生んだ。
福島第一原発 処理水問題を考える④
最近の処理水の分析では、セシウムやストロンチウムも含めて告示濃度限度をかなり下回っている。 しかし、直近でも半減期約1600万年のヨウ素129が限度を超えたことがあった。
福島第一原発 処理水問題を考える⑤
公衆の年間被曝限度「1ミリシーベルト」も、科学的根拠だけではなく、人々が受け入れられるのかいう観点から議論され提示されたものだ。 いきなり、「科学的根拠があれば、受け入れるべきだ」という傲慢な態度では、問題は解決しない。
福島第一原発 処理水問題を考える⑥
処理水問題の議論は待った無し そもそも、東電や政府の公表する情報が正しいのか、という「根本的な問題」がある。 まずは、正しい情報を開示して、丁寧に説明し、国会でもきちんと議論をして、福島の人々をはじめ、国民の不信感を払拭しなければならない。
9/20 原子力規制委員会及び、経産省から福島第一原発汚染水についてレクを受けました。記事より続く。
https://twitter.com/moriyukogiin/status/1174964433765851138
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